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農大学長杯振り返り ~弁士編~


こんにちは!


前回「大会開催の裏側を次回紹介する」と書きましたが、諸事情により変更させて頂きます、申し訳ございません。


ただ!次回必ず掲載します!




ということで今回は、他の弁論大会でも行っている恒例の弁士インタビューをお届けします。


弊部からは、第1弁士に石川弁士(資源1年)が演題「地域侵攻」、第11弁士に湯野川弁士(創成4年)が演題「腹いっぱい食える世界へ」で出場いたしました!


2人とも外部弁論大会の出場は初めてでしたが、今までの経験や農大で得た知識を基に熱い弁論を作成・披露してくれました✨

 

①今回の弁論の内容を簡単に教えてください


石川「ジャンボタニシです!」


湯野川「今回の弁論は、『未来を生きる人たちが、腹いっぱい美味しいご飯を食べられる』そんな世界にしたいという願いを込めた弁論です。私の過去の経験を踏まえ、これからの農林水産業や私たちが生きる社会に何が必要なのか、聴衆の皆さんに今一度考えていただく、そんな弁論です。」



②この弁論でこだわったことなどあれば教えてください


石川「自分自身、米がジャンボタニシ被害にあった田んぼを見たことがあるので、実際の経験での気持ちを伝えました。被害に遭って苦しんでいる米農家の声を自分が代弁する思いで演台に立ちました。」


湯野川「弁論の在り方にこだわりました。“学生弁論大会”という会において、聴衆と審査員、弁士それぞれの関係性や弁士が演台に立ち、制限時間内で聴衆に問題を訴える価値など、“弁論”の在り方というものをよく考えました。政治家や権力者でもない“学生”が、弁論を行う意味を自問自答した答えが、今回の弁論です。後を生きる学生たちの糧になれば、幸いです。」




③自団体が企画運営する大会に弁士で出るのはどんな感覚でしたか?


石川「1年生で大会運営のこともよくわからず、大会も出たこともなかったので、自団体にならではの感覚というのはあまりないんですが、初めての大会が農大学長杯で良かったと思っています。第一弁士で他の方の弁論を聞くことなく、周りに影響を受けることなく自分の弁論が出来たのは、農大主催だからだと感じています。自分が弁論だけに集中できる環境にしてくれたみなさんには、感謝しかないです。」


湯野川「他団体が企画運営する大会に出たことが無いため、比較はできないのですが、大会準備の進捗具合や、部が大会に懸ける想いを身近に感じることが出来たため、他弁士より農林水産業への意識を持って弁論が出来たのかと思います。また、運営準備と同時並行で演練を行ったため、演練幹事や部員の皆さんの負担が増えた結果となりましたが、その分、結果で恩返しをしたい気持ちがありました。」



④初めての弁論大会出場でしたが、大会の前後で変わったことはありましたか?


石川「大会が終わってから初めて弁論って楽しいなと思いました。大会前は何度もパソコンと向き合って、『読みかたがアナウンス声調で弁論じゃない!』と何度も言われて、読んだら原稿書き直しての繰り返しで早く終わってほしいと思っていましたが、いざ、大会に出てみたらとても楽しかったです。自分の弁論が終わった時は、今まで時間をかけてやってきたことがたった12分で終わってしまって寂しさもありました。」


湯野川「想いを伝える・行動するというのは、社会が変わるきっかけになると感じました。弁論大会で意見を述べることで、明日、明後日に世の中が大きく変わることはありません。しかし、想いを述べ、議論を通じ、心の片隅に記憶として残ることで、いずれ社会が変わっていくと感じました。」




⑤審査員や周りからの講評はどんなことを言われましたか?


石川「良かった点としたは、聴衆に寄り添っていたと言われました。ジャンボタニシっていう聴衆からしたら聞いたこともない生き物をテーマにあげましたが、初めて聞いた人も弁論を聞いただけで、ジャンボタニシはどんな生き物なのか、被害の程度が知れたと言ってくれました。改善点としては、他の病害虫に比べて重要性が低いこと、その中でもどうしてジャンボタニシに焦点を当てたのかの根拠をもっと語ってほしいと言われました。分析の解像度があまかったのかなと思います。」


湯野川「具体的な策が乏しかったとの講評でした。一方、聴衆へ語り掛ける姿勢や農への熱い思いは高評価でした。周りの人から、声調が良かったと言っていただき、嬉しかったです。」



⑥農林水産業を学ぶ農大生としてこの大会をどう見ていましたか?


石川「農林水産業といってもテーマがそれぞれ異なり、聞いていてとても面白かったです。個人的には自分が大学で学んでいるからか、他の大会よりも聞きやすかったです。」


湯野川「学生が農林水産業への想いを述べる場として、今後もあり続けてほしいと思います。大学という場において、自分の主張を述べ、議論し、評価される本大会の存在価値は非常に大きいです。ぜひ、多くの農大生に見てほしいです。」



⑦自身の今後の課題や展望があれば教えてください!


石川「内容の質の向上が課題だなと思いました。同じテーマでも、内容や文章によって聞いたときの印象が変わってくると思うので、ただ自分が言いたいことではなく、何が問題なのか、その問題をどうしたいのかをもっと突き詰めていきたいです。農大学長杯での経験を忘れず、これからも頑張ります!」


湯野川「今後は、私が持っているノウハウを伝えていければと思います。そして、部活から身を引き、卒業論文に取り組みます(切実)。大学卒業後、福島県に行きますが、福島県から応援していこうと思います。」


 

惜しくも入賞は逃してしまいましたが、初めての外部大会で第1弁士/最終弁士という大役を精一杯務めてくれました。


弁士お疲れー!



今年もあと10日ですね、、


2023年、悔いを残さぬよう明日からも楽しんでいきましょー!



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